実質化された人・農地プラン
人・農地プランとは
平成24年度から国が事業をスタートさせた「人・農地プラン」は、地域の高齢化や農業の担い手が心配される中、今後、誰がどのように農地を使って農業を進めていくのかを、地域や集落の話し合いに基づきとりまとめるプランです。
人・農地プランの実質化
国は、農地の利用集積・集約化を推進していくため、人・農地プランを真に地域の話合いに基づくものにするよう制度の見直しを行いました。具体的には、アンケートや地図を活用し、地域の話合いの場において、農業者が地域の現況と将来の課題を共有し、今後の農地利用を担う中心経営体へ農地の集約化に関する将来方針を作成することにより、人・農地プランの「実質化」を図ることが求められたところです。
次のステップ1から3までの地域の話合いのプロセスを経て作成されたプランが「実質化された人・農地プラン」として認められることになります。
ステップ1)アンケートの実施
令和元年から2年にかけて、農地所有者や耕作者を対象に、年齢や後継者の有無、農地の利用意向等についてアンケート調査を実施しました。
ステップ2)現況把握
ステップ1の結果を基に地図を作成し、農地の現状を可視化しました。
ステップ3)中心経営体への農地の集約化に関する将来方針の作成
ステップ1・2を基に、令和3年1月から2月にかけて町内7地区(18地域)にて、地域農業の課題やその解決策、5年~10年後の農地利用を担う中心経営体への農地の集約化に関すること等について話し合いを実施し、その結果を取りまとめ、将来方針を作成しました
令和3年度「実質化された人・農地プランの実行に向けた話し合い」開催日一覧表
人・農地プランの区域 | 開催日時 | 会場 | |
1 | 矢掛 |
令和5年1月15日(日) 19:00~ |
矢掛会館 |
2 | 美川 |
令和5年2月4日(土) 19:00~ |
美川生活改善センター |
3 | 三谷 |
令和5年1月21日(土) 19:00~ |
三谷コミュニティセンター |
4 | 山田 |
令和5年2月11日(土) 19:00~ |
山田会館 |
5 | 川面 |
令和5年2月3日(金) 19:00~ |
鵜江会館 |
6 | 中川 |
令和5年1月26日(木) 13:30~ |
中川町民会館 |
7 | 小田 |
令和5年2月1日(水) 14:00~ |
こうど会館 |
人・農地プランの実質化に向けた工程表の公表
農地中間管理事業の推進に関する法律の一部改正に伴い、次のとおり公表します。
実質化された人・農地プランの公表について
令和3年3月29日に「矢掛町人・農地プラン策定委員会」を開催し,18地域における「実質化された人・農地プラン」が承認され,矢掛町で決定しましたので公表いたします。
また,令和4年度も「実質化された人・農地プランの実行に向けた話し合い」を昨年度に引き続き全18地域で実施し,一部の地域で「実質化された人・農地プラン」を更新しました。
※矢掛町の「人・農地プラン」は字境を基準とした全18地域で作成され,町内全域をカバーしています。
人・農地プランに関連した施策
農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)
「実質化した人・農地プラン」の中心経営体として位置付けられた等の認定農業者が借り入れる本資金(負債整理等長期資金は除く)については貸付当初5年間実質無利子
岡山県農地中間管理機構
農地中間管理機構は、農地中間管理事業の推進に関する法律に基づいて、岡山県知事から指定を受け、効率的で安定的な農業経営を育成するため、認定農家などの農業の担い手に対して、農用地の利用を集積して規模拡大を行うなど、農業者の経営の安定化を図り、農業の生産性向上を目的とした公的団体です。
地域で話し合った農地の活用や将来の方針をもとに、担い手へ農地を集積することで、農地の有効利用や農業経営の効率化を進めるため、農地中間管理機構が農地の借り受け、貸し付け、管理、簡易な整備等による利用条件の改善を行う事業です。また、機構が行う特例事業として、農地の売買も行っています。
- 岡山県農地中間管理機構HP http://ninaiteokayama.or.jp/farmland/index.html
- お問い合わせ
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矢掛町役場 産業観光課
電話番号:0866-82-1016